算数にまつわるイロイロなはなしです。

算数の四則計算について【後篇】

前回は四則計算のうち足し算と引き算について書いたので、今回は残りの掛け算と割り算についてです。
足し算と引き算は小学校では1年生から勉強しますが、掛け算や割り算は2年生から。
つまり、1段階上がっての算数ということですね。

【掛け算】
掛け算は「×」の記号で計算する、一定の数を指定した回数だけ繰り返し足し続ける式です。
乗法、あるいは乗算ともいい、その答えは「積(せき)」呼ばれます。
「積」の漢字は「積もる」とも使いますね。
ひとつずつといった少量のものが増えていくのでなく、全体を覆うように増えていく様子から、掛け算の答えを意味する漢字としてこの字が使われるようになったのかもしれません。

【割り算】
割り算は「÷」の記号で計算する、元の数字の中に目的の数がいくつあるかを求める式です。
初期の算数では「あまり」までを導き出し、学年が上がれば小数点になるまでしっかり計算するという、四則計算の中では特殊な式かもしれませんね。
割り算は除法や除算ともいって、その答えは漢字では「商(しょう)」。
「商」といえばお金が直接関わるような仕事全般を意味する漢字ですが・・・
「和」「差」「積」がその漢字の意味から計算式との関連をある程度想像できたのに対し、「商」という字と割り算の関係は想像するのが少し難しいですね。
昔、割り算が使われる場面というと商売の際であることが多かったとか、そんな理由でしょうか?

算数では四則計算の方法について勉強しますが、それぞれの式の他の呼び方や答えを意味する漢字などは一度耳にするだけで、その後使われることはほとんどありません。
たまにはこのように異なる視点から算数について考えるのも面白いのではないでしょうか。

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